光る〝水族館〟を作ろう ミロコマチコさんが授業 大島特別支援学校
鹿児島県龍郷町芦徳の県立大島特別支援学校(井上隆司校長)で13日、画家・絵本作家のミロコマチコさんを講師として招いた特別授業があった。小学部の1、2年生11人と重複学級の3人が対象。児童たちは全身絵の具まみれになりながら夢中で制作活動に励み、ブラックライトを当てると光る、紙の〝水族館〟を協力して作った。 特別授業は週に一度ある「遊びの指導」の時間を用いて実施。児童たちはミロコマチコさんの手ほどきを受けながら、水族館の水槽に見立てた障子紙の真っ白なキャンバスに、スポンジやローラーを使って思い思いの色を塗った。 続いて水槽を泳ぐ魚など、海の生き物の色塗りに挑戦。児童たちはあらかじめ生き物の形にカットされた白い紙に、ブラックライトを当てると光る蛍光絵の具を丁寧に塗り、紙と絵の具でできた水族館を完成させた。完成後は教室の電気を消して、暗闇に光る魚たちを鑑賞した。 2年生の児童は「海の生き物を作って楽しかった。ミロコマチコさんもうれしそうだった」と笑顔。 ミロコマチコさんは「今まで見た水族館の中で一番きれい。みんなの勢いも素晴らしかった」と児童たちをたたえた。 完成した作品は、来年2月の同校学習発表会で披露する予定。
奄美の南海日日新聞