元立教大監督・上野裕一郎選手は3区 7年ぶりニューイヤー駅伝出場
2025年元日に群馬県で開催される「ニューイヤー駅伝inぐんま 第69回全日本実業団対抗駅伝競走大会」の最終オーダーが30日、前橋市内で行われた監督会議で決まり、立教大男子駅伝元監督で、ひらまつ病院の上野裕一郎選手(39)は3区に配置された。ニューイヤー駅伝出場はDeNAで1区を走った2018年以来、7年ぶりとなる。 【写真まとめ】ニューイヤー駅伝2024の様子 上野選手の起用について、ひらまつ病院の平石拓也監督は「3区の追い風でスピードの出る区間に適性がある。(上野選手は)感謝の気持ちで1年間競技に向き合ったと言っていた。そういったところを全国の舞台で示してもらえたら。走りで結果を見せてほしい」と語った。 上野選手は中央大時代に4年連続で箱根駅伝に出場し、中心選手として活躍。エスビー食品に入社後、09年の世界陸上選手権ベルリン大会の男子5000メートルに出場。13年にDeNAへ移籍し、16年のニューイヤー駅伝3区で区間賞を取った。 18年12月に立大男子駅伝監督に就任。自分自身も走りながら選手を指導するスタイルで、23年正月の箱根駅伝で立大を55年ぶりの出場に導いた。しかし、23年10月に女性部員との不適切な交際が報じられて解任された。24年1月から、現役選手として、ひらまつ病院に加入した。 上野選手は以前の取材で「(18年のニューイヤー駅伝出場時は)1区で31位と大ブレーキで終わった。(不適切な交際の報道で)多大なる迷惑をかけた。世の中の人がどう思うか分からないが、テレビ画面に映ったら、少しでも応援していただければ。39歳でもまだやれるんだというところを、拾っていただいたひらまつ病院で見せたい」と話していた。【藤田健志、岩壁峻】