“今年の10台”に選ばれた ホンダ新型「フリード」はなぜ人気? 全長4.3mのコンパクトミニバンがヒットした理由とは
販売店に寄せられる反響とは
そんなフリードですが、販売店にはどのような反響が寄せられているのでしょうか。
関東圏のホンダ販売店担当者は次のように話します。 「フリードは多くのお問い合わせをいただいており、なかでもエアーEXのハイブリッドが圧倒的な人気となっています。通常のエアーの装備では物足りないというお客様が多いようです。 とても人気が高いモデルであるため納期はかなり先になってしまい、今購入するとなると来年の7月ごろとなる見込みです」 関西圏のホンダ販売店担当者は次のように話します。 「従来のフリードからの乗り換えだけでなく、全く異なるモデルからの乗り換えも多いため人気が高まっている印象です。特に子供を乗せることを想定して、ステーションワゴンなどからスライドドアを備えたフリードに乗り換えられる方が目立ちます。 人気のカラーはやはり白系で、フリードはリセール前提で購入されるお客様も少なくないため、その際に支障が無い色が選ばれているようです。一方で、グレー系やフィヨルドミスト・パールといった個性的なものを選ぶお客様も少なくありません」 ※ ※ ※ 車両本体価格(消費税込、以下同)はエアーが250万8000円から308万8800円、エアーEXが269万7200円から327万8000円、クロスターが281万2700円から343万7500円となっています。 そして新型モデル発売翌月の、2024年7月の乗用車ブランド通称別順位(自販連調べ)では、8442台で前年比139.7%の6位、8月は6990台で同152.3%の5位、9月は8943台で同153.2%の6位、10月は8091台で同160.2%の7位と、順調な販売を記録しています。 リーズナブルな価格と使い勝手の良さを兼ね備えているのが、10ベストカーに選ばれる理由と言えそうです。
Peacock Blue K.K.