「移籍してきて…何してんだろう」 西武・甲斐野央、3季ぶり未勝利でダウン更改 来季は「9回のマウンドを目標に」
西武の甲斐野央投手(28)が26日、埼玉県所沢市内の球団施設で契約更改交渉に臨み、500万円減の年俸3500万円でサインした。(金額は推定) ■父はレオのレジェンド、24歳モデル【写真】 ソフトバンクから移籍した今季は中継ぎ陣の軸として期待されたが、右肘の違和感などで4月下旬から4カ月も1軍マウンドから離れ、成績は19試合の登板で0勝2敗11ホールドだった。 3シーズンぶりに勝ち星ゼロに終わった甲斐野は「移籍してきていろんな期待をされた中であの数字だったので、何してんだろうと思った」と500万円のダウンにも納得顔だった。 来季は「9回のマウンドを目標にしたい」とクローザーとしての存在感をアピールしていく。「球速はあればあるほどいい」と話し、将来的に日本人最速165キロの球速を目指していく。 「大谷さんは二刀流をしながら記録を出しているのですごい。フィジカル面でもモンスターなので、自分も体と向き合いながらフィジカルの部分を強くしていきたい」と将来を見つめる。 今季苦しんだ右肘の違和感の原因も分かり「肘の不安はなく、(けがを乗りこえて)また一つ成長できた」とプラス材料に考えている。自慢の速球を磨き、フォークに新しい球種を加えて来季の巻き返しを狙う。
西日本新聞社