38歳の専業主婦です。夫は「年収800万円」で「貯金1000万円」なのですが、老後のために私もパートで働くべきでしょうか?
パートなどの仕事をするか否かを決める際のポイント
子どもの教育資金や老後資金を用意することを考えると、パートなどの仕事をすべきかどうか迷う専業主婦の方もいるでしょう。判断するポイントとして大きく以下の2つが挙げられます。 <必要な貯金額をシミュレーションする> 本記事でご紹介した子どもの教育資金や老後資金はあくまで一般的な目安で、実際に必要な金額は各家庭によって異なります。子どもの数や通わせたい学校に合わせて実際に必要な金額をシミュレーションしてみるといいでしょう。また将来の老後資金についても、退職金や年金額を予想して不足分を概算しておくと安心です。 夫の年収800万円と消費支出を比較して、毎月いくら貯金に回せるか計算します。節約などによって貯金額を増やせるかもしれませんし、一定の生活レベルを保つために、妻がパートなどの仕事を始めるのも方法の一つでしょう。夫の年齢に応じて、あと何年貯金できるかを考慮することも必要です。 <家族の理解を得る> 専業主婦がパートを始める際は、家族の理解を得ることも大切です。子どもが病気で学校を休む場合は誰が世話をするか、家事をどのように分担するかなど、事前に決めておく必要があると考えられます。
パートに出るか否かは、子どもの教育費や老後資金など将来必要な貯金額をシミュレーションしてから検討できる
子どもの教育費は、公立か私立かにもよりますが、幼稚園から高校までの15年間で574万円~1838万円ほどかかることが考えられます。前述によると、老後資金の一つの目安は夫婦で2000万円です。 夫の年収が800万円の場合は、今後どれくらい貯金を増やせるかをシミュレーションしてみます。年金収入や退職金を予想しておくことも大切です。これらを基に不足分が分かれば、節約して貯金額を増やすか、専業主婦の自分がパートに出たほうがいいかを判断できるでしょう。 出典 文部科学省 令和3年度子供の学習費調査の結果を公表します(2ページ) 総務省統計局 家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要(18ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部