北部大闘牛、新年がっつり打撃戦 地元の錦大龍煌絆が本部富士破る 沖縄・今帰仁
【今帰仁】2025年の沖縄闘牛界の幕開けとなる「お正月だよ!!新春北部大闘牛大会」(北部闘牛組合主催、琉球新報社共催)が1日、今帰仁(なきじん)村営闘牛場で開かれた。初晴れの空の中、大勢の闘牛ファンが駆け付け声援を送った。 シーの一番では、2024年に3連勝を治めている地元今帰仁村の錦大龍煌絆(にしきだいりゅうこうな)と、実力牛との実戦経験がある本部富士(もとぶふじ)がにらみ合った。角を突き合わせて、互いに譲らない打撃戦が続いたが、錦大龍煌絆が12分12秒で本部富士を押しのけて勝利した。 読谷村から訪れ、自身も闘牛の世話をしているという伊波興也さん(48)は「互いにやってやり返しての攻防戦が面白かった。力強い試合に新年の活力をもらった」と笑顔を見せた。闘牛が大好きだという息子の興太郎さん(8)は「今年の目標は世話をしている闘牛がチャンピオンになることだ」と力を込めた。
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