歌や踊りで交流深める 奄美市老連フェスティバル 15団体が出演
鹿児島県奄美市の老人クラブ連合会(俵久子会長、65単老)の2024年度フェスティバルが10日、奄美市名瀬の奄美川商ホールであった。出演者を含め400人を超える市民が来場。会員らによって歌や踊り、創作舞踊など白熱したパフォーマンスが披露され、会場は大いに盛り上がった。 フェスティバルは「高齢者が生きがいを持って、健やかで安心して暮らせる地域社会の実現」を目的に、老人クラブの団結力とエネルギーを披露し、交流の輪を広げる場。15団体が出演し16のプログラムで日ごろの練習の成果を発揮した。 俵会長(73)が「いくつになっても新しいことに挑戦することが大切。人生はいつだってこれから」とあいさつ。安田壮平奄美市長は「文化の秋、敬老の秋、そして奄美市老人クラブ連合会フェスティバルの秋。チャレンジしていく姿に心から敬意を表します」と祝辞を述べた。 プログラムは奄美高校7回卒のメンバーによるダンスで幕開け。その後も島唄や日本舞踊、カラオケ、踊りなどが次々に披露され、会場も拍手や手拍子、指笛で応え、一緒になって楽しんでいた。 出演者の最高齢は奄美市名瀬の「久里町再春会」の重原多美子さん(97)。他のメンバーとともに「ヨサコイ祭唄」を踊り、最後はステージの真ん中でポーズを決めた。 奄美市笠利町から来場した70代と80代の女性は「とっても良かった。元気をもらった」「97歳の重原さんの演技を見て、自分もまだまだ頑張ってみようと思った」とそれぞれ話した。
奄美の南海日日新聞