レンジャーズはジェラード監督の復帰を画策か 20-21シーズンには“無敗”で10年ぶりのリーグタイトルをもたらす
現在はサウジで指揮を執る
レンジャーズはかつてクラブを率いて、リーグ優勝へ導いたスティーブン・ジェラード監督の復帰を画策しているという。英『Football Insider』が報じている。 現在はサウジアラビアのアル・イテファクの監督を務めるジェラード。そんなジェラードが監督キャリアをスタートさせたのがレンジャーズだ。2018年5月にレンジャーズの監督に就任したジェラードは、就任3年目の2020-21シーズンに無敗で10年ぶりのリーグ優勝を成し遂げた。 ジェラード率いるチームはこのシーズン、スコティッシュ・プレミアシップの全38試合で32勝6分を記録。さらには92ゴール13失点という圧巻の数字を残してタイトルを獲得したのだ。その後、2021年11月にジェラードはアストン・ヴィラの監督に就任するも、思ったような成績は残せず、2022年10月に解任され、昨夏よりサウジアラビアに活躍の地を移した。 ジェラードがクラブを去って以降、王座をセルティックに再び奪われているレンジャーズ。今シーズンもここまで3勝1分1敗で3位につけており、首位のセルティックとの勝ち点差は5となっている。同メディアによると、フィリップ・クレマン監督へのプレッシャーは高まっているようで、過去の功績からジェラードが潜在的なターゲットの1人として浮上しているという。 ジェラードは2027年までアル・イテファクとの契約を残しており、さらにサウジアラビアでは1520万ポンド(約29億円)もの年俸をもらっていると考えられており、クラブの財政難が問題になる可能性も同メディアは報じている。 レンジャーズを率いていた時は192試合を指揮し、その間124勝41分27敗と勝率64%ほどを誇っていたが、ジェラードが再び復帰を果たすことはあるのか。
構成/ザ・ワールド編集部