麻薬組織支配下地域を標的に リオ警察が貧民街を一斉捜査
リオデジャネイロ、ブラジル、2月28日 (AP) ― 南米ブラジル第2の都市リオデジャネイロの警察は2月27日未明、市内北部数カ所の低所得者層地区で、麻薬密売組織「レッドコマンド」支配下の地域を標的とした一斉捜査を開始、少なくとも9人が死亡した。 アレマオとペニャ、シダーデ・デ・デウスなどリオ北部のファベーラ(貧民街)で夜明け前から捜査が始まった。 地元住民は恐怖におののき、激しい銃声が聞こえる動画をSNSに公開。公共交通機関や学校は閉鎖され、数千人の子どもらが自宅待機となった。 警察の動きを遅らせるために犯罪グループが火が付けたタイヤや家具、車などのバリケードが燃え上がる映像をテレビ局はが映し出、銃乱射事件をリアルタイムで報道する非営利団体によると、アレマオでは昼過ぎになっても銃声が響いていたという。 (日本語翻訳・編集 アフロ)