クバルシら若手育成、アトレティコは3ゴールで粉砕 調子を上げるバルサは“シャビ体制”を継続すべきなのか
退任表明からチームの調子は上がっている
チャンピオンズリーグではベスト16でナポリを撃破し、国内リーグでは8試合連続で負けなしと、バルセロナが調子を上げている。 気になるのは、今季限りでの退任を表明している指揮官シャビ・エルナンデスだ。 シャビが退任を表明したのは今年1月末のことだが、そこからチームの調子は明らかに上がっている。リーグの無敗がスタートしたのもそこからで、先日には敵地でアトレティコ・マドリードを3-0と粉砕している。 国内リーグの方はレアル・マドリードが首位を快走していて、2位につけるバルセロナとは8ポイントの差がついている。逆転不可能な数字ではないが、現状はレアルの方が圧倒的に有利だ。バルセロナの逆転優勝は現実的ではないかもしれない。 ただ、チャンピオンズリーグの方はどうなるか分からない。ベスト8ではパリ・サンジェルマンとの対戦で、これに勝てばドルトムントVSアトレティコの勝者との対決だ。優勝候補とされるマンチェスター・シティ、レアルとは別ブロックとなっているため、PSGにさえ勝てればバルセロナの決勝進出も夢ではない。 その場合、シャビ続投を望む声が増えてくるのではないか。2月には1度シャビが『続投取りやめ説』を否定しているが、最近は17歳のDFパウ・クバルシをブレイクさせるなど若手の育成面でも成果は出ている。この流れがシーズンの最後まで続くのであれば、シャビ体制がこのまま終わってしまうのはもったいないか。
構成/ザ・ワールド編集部