2025年公開の映画、期待作を有村昆が選出、ディズニー、マーベル、DCはどうなる?
やっぱり配信系の作品
そして、洋画・邦画を含めて勢いがあるのは、やっぱり配信系の作品です。特に日本のドラマはNetflixが独走していて、『地面師』『極悪女王』は大きな話題となりました。 2025年も豪華キャストが話題の『阿修羅のごとく』や、草彅剛さんが主演する『新幹線大爆破』などが配信されるので、見逃せないですね。 Netflixは、資金が潤沢というのもありますけど、やっぱり他のメディアがコンプライアンスでガチガチになってるところに、ある程度自由にモノ作りをしているというところが評価されていると思います。映画・ドラマだけでなく、バラエティ番組などもどんどん配信に移ってきてますから。 清水崇監督が話してましたけど、いまホラー映画はどんどん表現規制が厳しくなっていて、忖度したような自主規制も多くなっているから、R15でもマイルドにせざるを得ないそうです。 最近は多様性を意識して、他人の違う価値観を受け入れようという流れがあるじゃないですか。でもエロ、グロ、バイオレンスはメディアから排斥されていて、こういうジャンルが好きな人は尊重されてない。果たして、それが本当の多様性と言えるのかという問題がありますよね。 それとNetflixに期待したいのは、スキャンダルを起こして、業界からキャンセルされてしまった人たちの復活の場になることですよね。 テレビも映画もスポンサーに気を使って、いわくつきの人物を起用できない。でもNetflixの自社制作なら、そこのハードルは低いと思うんですよ。実際に、『地面師』のピエール瀧さんとか、『極悪女王』の唐田えりかさんは出演できたわけですから。 俳優だけでなく、お笑い芸人でもスポーツ選手、それに裏方のスタッフも含めて、やらかしたけど、才能のある人たちが思い切り表現できる場になってくれると面白いと思いますね。
ENTAME next編集部