矢板中央、大会NO.1ストライカー擁する日章学園を撃破 後半にFW2枚同時投入「取られる前に取る」采配ズバリで決勝点【全国高校サッカー】
◇31日 第103回全国高校サッカー選手権大会2回戦 矢板中央2―1日章学園(フクダ電子アリーナ) 矢板中央(栃木)の途中出場2人が試合を決めた。大会ナンバーワンストライカーのFW高岡伶颯(れんと、3年)擁する日章学園(宮崎)を2―1で撃破。1月2日の3回戦に駒を進めた。 開始直後から一歩も引かないつばぜり合い。まず最初にゲームが動いたのは前半13分。流れをつかんだのは矢板中央。右サイドからのスローイングを日章学園が3度、4度と頭で懸命にクリアするが、そのこぼれ球がペナルティーエリア外にいたFW加藤神人(3年)の足元へ。ダイレクトで右足を振り抜き先制ゴールを決めた。 その後、前半25分に高岡のゴールで同点に追いつかれたが、後半12分に矢板中央はFWを2枚投入。同20分に左からペナルティーエリアに切り込む山下魁心(3年)の折り返しを朴大温(3年)が右足で決め、途中出場2人で決勝点を奪った。 初戦に続く2―1での勝利。交代の策が的中した高橋健二監督は「相手が相当攻撃的だったんで取られる前に取りにいこうということで、エースの交代要員2人同時投入で切り替えてやりました」と目を少しうるませ、チームと2人の活躍をねぎらった。
中日スポーツ