朝の情報番組「とくダネ！」などで親しまれたフリーアナウンサーでタレントの小倉智昭さんが9日に亡くなったことが分かりました。77歳でした。 小倉さんの訃報を受け、芸能界から追悼の声が寄せられています。 フジテレビの情報番組『めざまし8』で司会を務める俳優の谷原章介さんは、番組内で「今年の2月にお会いして、対談させていただいた時は、本当にまだまだお元気でご自身でしっかりと歩いて、会話のテンポだったりとか目の力みたいなものはすごくあったのでまだまだお元気でいらっしゃるんだろうと僕は信じておりました。」「今朝、4時55分くらいにラインをもらって、訃報を聞いた時は今だに正直どう受け止めていいかわからない、そんな心境です。」と、コメントしました。 フジテレビ・山崎夕貴アナウンサーの夫で、お笑いタレントのおばたのお兄さんはブログを更新。「妻は『とくダネ！』で大変お世話になり、生前、とてもとても良くして頂いた。今年の7月には舞台【千と千尋の神隠し】のロンドン公演から一時帰国した際に小倉さんのお家にも、妻と2人で遊びに行かせて頂いた。とってもお元気で、本当に病気を患われているのか！？と疑うほどだった」とつづり、7月に会った際の3ショットを投稿しました。 ブログの最後には「本当にお元気だったので、当たり前に会えると思ってしまっていた。とても悔いが残る。会いたい人には、すぐに会わないと後悔する　このことに、身をもって初めて直面した。小倉さんの暖かいお人柄、愛にあふれたところ、そしてアグレッシブな一面、本当に尊敬しておりました。ゆっくりとお休みください。」と、追悼しました。 同じく、『とくダネ！』で共演し、自身もがんの闘病経験があるフリーアナウンサーの笠井信輔さんは、インスタグラムを更新。「小倉さん、お疲れ様でした長い長いがんの向き合い、ほんとに頑張りましたね。小倉さんとの出会いで、私の人生は大きく変わりました。大きく上向きました、感謝しかありません。いつまでも、安らかにありがとうございました」と、感謝の思いをつづっています。 小倉さんは2016年に初期の膀胱がんで手術を受けましたが再発し、膀胱を全摘出しました。2021年10月には、がんが肺に転移しステージ4であることを公表していました。 2024年12月4日、病院で治療の手立てがないと告げられ、6日から自宅で闘病していましたが9日午後、息を引き取ったということです。