「ゾンビ×パルクール」が爽快な『ダイイングライト』最新作『Dying Light: The Beast』が登場! 最大4人での協力プレイも楽しめ、『ダイイングライト2』のアルティメットエディション所有者は無料で遊べる【gamescom2024】
「ゾンビ×パルクールアクション」という取り合わせで人気を獲得した『ダイイングライト』シリーズ。その最新作にあたる『Dying Light: The Beast』が「gamescom 2024」のオープニングナイトライブで発表された。 『Dying Light: The Beast』画像・動画ギャラリー 電ファミ編集部はドイツ・ケルンで行われている「gamescom」現地で本作のプレゼンテーションを取材。本稿では公式のプレスリリースとプレゼンの内容をベースに、本作の特徴をご紹介していきたい。 文/久田晴 ■初代『ダイイングライト』の主人公「カイル・クレイン」が復活! 『Dying Light: The Beast』は、シリーズの過去作と同様にゾンビアポカリプスによって崩壊した世界をベースにした作品だ。物語の舞台はかつて人気の観光地であったという「カストルの森」。初代『ダイイングライト』の主人公「カイル・クレイン」が、ふたたび主人公の座に返り咲く。 かつてクレインはウイルスが最初に発生したとき、多くの人を悲惨な運命から救う活躍を見せた。その後、彼は10年以上にわたって監禁され、残酷な実験の被害者となっていた。そして今作では脱出を果たし、報復を求めて捕縛者を追跡するも、変わり果てた世界に直面し、過去に身に付けたサバイバルスキルを駆使して罪なき人々を救うための戦いに臨む……というストーリーだ。 実験の影響により、クレインのDNAはゾンビのDNAと絡み合っており、獣のような力を解き放つことができるようになっている。現地のプレゼンテーションの中では敵の頭を引きちぎるような、激しいアクションの様子も確認できた。「単なる呪いではない」とストアページでも触れられているように、強大な力ともなるのだろう。 なお、クレインの声優を務めるのは初代でも彼の役を演じたRoger Craig Smith氏。初代『ダイイングライト』をプレイした方は、少し懐かしい感覚を味わえるかもしれない。 Smith氏は「カイル・クレイン役をふたたび演じるのは、古い友人との再会のように感じます」とコメント。「彼は酷い時期を経験したようですが、伝説のヒーローとしての力はまだ充分に残っているでしょう」と語っている。 ■最大4人での協力プレイにも対応。多彩なアプローチでゾンビや人間の脅威に挑め もともとにぎやかな観光地であった「カストルの森」には大量のゾンビが蔓延しており、生存者たちは過酷な環境でなんとか生き残っている。オープンワールドのフィールド中には自然的なランドマークや小さな村、工業団地などが並び、シリーズ伝統とも言えるパルクールを使って自由に駆け巡ることが可能だ。 また、放棄された自動車に乗って脅威から逃れたりと、プレイヤーはさまざまな移動方法を使って「カストルの森」の中で生き延びていく。 昼と夜の変化も初代『ダイイングライト』から受け継いでおり、日中は比較的安全に探索を行うことができる。しかし日没後はゾンビの群れが凶悪化し、隠れて逃げ回るか、戦うか、といった選択を迫られることになる。太陽が出ている限られた時間を有効に活用することが、サバイバルの中で欠かせなくなっていくだろう。 脅威に直面した場合も、ステルスで茂みの中に隠れながらゾンビをやりすごして探索を進めたり、逆に銃を使って正面切って戦ったりと、多彩なアプローチが可能。音の出ない弓矢でステルスキルを狙ったり、電線やガソリンといった周囲の環境を活かして複数のゾンビをまとめて仕留めたりと、さまざまな戦い方を選んで生き抜いていく。 シリーズおなじみとも言える「ドロップキック」も健在。また、ゾンビだけでなく「Baron」と呼ばれる勢力の私兵である人間とも戦うシチュエーションがあるようだ。 ゾンビの中にも突進攻撃を行ってくる「Charger」、映像でも大きなインパクトを与えた強大な「Behemoth」といった複数の種類が存在する模様。一人称視点で描かれる、スリルと迫力に満ちたアクションに期待したい。 さらに本作も最大4人での協力プレイに対応。他のプレイヤーとチームを組み、過酷な終末世界を生き残ろう。 本作はもともと『ダイイングライト2 ステイヒューマン』の拡張コンテンツとして開発されていた。しかし約2年間におよぶ制作期間を経て、その規模が大きく変化したことから、単体の作品として発売されることになった経緯がある。 そのため、コミュニティへの感謝の意を示すためにも『ダイイングライト2 ステイヒューマン』のアルティメットエディションを所有しているプレイヤーは、追加料金なしで本作をプレイできるという。ゲームのボリュームは18時間以上におよぶとされており、新たな『ダイイングライト』の物語を体験できる内容となる模様だ。 『Dying Light: The Beast』はPS4、PS5、Xbox One、Xbox Series X|S、PC向けの発売を予定しており、記事執筆時点では詳細な発売日は未定。開発元のTechlandは2024年の降版にもリリース日をふくむ詳細を発表する予定としているため、気になる方は続報にも注目しておこう。
電ファミニコゲーマー:久田晴
【関連記事】
- HoYoverseが欧州最大のゲーム見本市「gamescom 2024」に出展決定。『原神』6つ目の地域「ナタ」に関する“ワクワクする”発表や『崩壊:スターレイル』『ゼンレスゾーンゼロ』の試遊・展示を予定
- PS5の本体アップデートの「ベータ版」が明日7月25日に配信へ。一部ユーザーにメールにて通知。質問に答えるとユーザーにとって最適な3Dオーディオを構築する機能などが利用可能に
- 人気のサバイバルFPS『Rust』が半額の2250円で購入可能な「オープンワールドサバイバルクラフトフェス」が6月4日午前2時までSteamにて開催中。『パルワールド』は10%オフの3060円、『Valheim』は50%オフの1025円など
- 6月18日にリリース予定のSF災害ホラーゲーム『Still Wakes the Deep』の最新映像が公開。1970年代の北海に浮かぶ石油掘削施設で、目の前で人が襲われ大事故が起こる絶望的な状況から脱出せよ
- “ヘンテコすぎる”展示物を集めて博物館を経営するゲーム『ツーポイントミュージアム』の発売が決定。泥棒や展示物を壊す子供から展示物を守ることも大事