正月三が日が終わり、最大9連休もいよいよ終盤です。 各地では新年の伝統行事など、様々な催しが開かれました。 フグの本場として知られる山口・下関市で4日未明、新年恒例の初競りが行われました。 フグの競りは、競り人と仲買人が袋の中で指を握って値段を決める袋競りという独特の方法で行われます。 2025年は年末のしけで入荷量が減ったこともあり、1kg当たりの最高値は1万8000円で、2024年より2000円高くなりました。 下関唐戸魚市場・郷田祐一郎社長: 全国各地で水揚げが増えて厳しい業界でございますので、蛇のように右往左往しながら前に進み、脱皮しながら成長していきたいと思っております。 京都の世界遺産・下鴨神社では、平安貴族の遊びを再現した新春恒例の行事『蹴鞠はじめ』が奉納されました。 烏帽子姿の鞠人たちが、アリ、ヤア、オウなどの掛け声を掛けながらまりを地面に落とさないように蹴り上げます。 見事な足さばきに会場からは拍手が上がり、「平安の雅な世界でいいなと思いました」「見られてうれしかった。楽しい年末年始だった」などの声が聞かれました。 訪れた人たちは、平安絵巻を思わせる優雅な光景をスマホのカメラに収めていました。 一方、栃木・日光市では新春恒例の神事『武射祭』が行われました。 宮司が橋の上から一番矢を放つと、神職や弓道愛好家らが次々と矢を放っていきます。 この武射祭は室町時代から続く伝統行事です。 放たれた矢は魔よけになるとされ、約50人の参拝者が積もった雪の中から落ちた矢を探していました。 東京・墨田区の東京スカイツリータウンでは、4日からアイススケートリンクがオープン。 多くの人が訪れ、2025年の初滑りを楽しみました。 訪れていた人は「結構楽しい」「気持ちがいいです」「この景色が一番いいと思います。東京スカイツリーの圧巻の景色がすごいなと」と話していました。 4日のオープニングイベントには、プロスケーターの安藤美姫さんが登場。 現役時代にも使用した映画のテーマ曲に乗せて華麗な滑りを披露しました。 スケートリンクは2月28日までの営業です。