『冬こそ注目!』普通? 撥水? 初心者でも失敗しないウォッシャー液の完全ガイド ~Weeklyメンテナンス~
ウォッシャー液はカー用品店などで売られている専用品を用意するのが定番だが、その場合に大きく分けてストレートタイプと希釈使用するタイプに分かれる。ウォッシャー液として販売されている商品には凍結温度が記載されているため、それを気にしておけば凍結の危険を回避できる。ストレートタイプであれば寒冷地仕様などをうたっている場合もある、また希釈タイプは原液を何パーセントに薄めて(原液に対して水で薄める)使うかで凍結温度を自分で調整できるので便利に使えるだろう。
ウォッシャー液選びでもうひとつのポイントがノーマル、撥水タイプ、油膜取り、純水仕様など、さまざまな機能を備えたタイプが用意されている点だ。
フロントウインドウをきれいにするという目的であればノーマルタイプ(界面活性剤とエタノールを主成分にしている)のウォッシャー液で十分。しかしフロントウインドウの油膜が気になる場合には油膜取りの機能を備えたウォッシャー液を選ぶのも良いだろう。これならウォッシャーを動かすたびにフロントウインドを油膜取り処理できるので手軽だ。一方で撥水機能のあるウォッシャー液を使えばフロントウインドウを手間無しに撥水処理できるのもメリットだろう。さらに近年は純水を使ったウォッシャー液もある。こちらはウォッシャー液の拭き跡が残りにくいのが特徴。これらの各機能を目的に合わせてセレクトすると良い。
ただし異なる機能のウォッシャー液を混ぜて使うのは基本的にはNG。最悪の場合にはウォッシャー液が変質したり、当初の機能を発揮できなくなるなどの問題が起きかねない。継ぎ足す場合には同銘柄のウォッシャー液を用いるの基本、異なる機能のウォッシャー液を使う場合には一度使い切ってからあらためて補充するのが安全だ。
スキー場周辺などを走るウインタードライブでは降り積もった雪の跳ね上げなどでフロントウインドウの汚れが気になることが多い。そのためウォッシャー液の役割はさらに重要度が増す。同時に寒冷地域でウォッシャー液の凍結防止も考慮してドライブ前に最適なウォッシャー液の補充を実践してみよう。
土田康弘|ライター デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。
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