音信不通の団体代表を捕まえるべく事務所に殴り込み!居留守を使われ「もう試合でねーぞ!」とブチギレ!
21日、“平成のテロリスト”村上和成が初代タイガーマスク事務所に殴り込みをかけた。 6月のストロングスタイルプロレス後楽園ホール大会で“初代タイガーマスクの愛弟子”間下隼人を倒しレジェンド王者となった村上。9月には船木誠勝を相手に防衛し、同大会に出場していた永田裕志を見て「あの大阪でのタイトルマッチ(2002年IWGPヘビー級王座戦)の借りを返したいなあ」と敬礼ポーズでアピールしていた。 しかし11・5新宿FACE大会の対戦カードとして発表されたのは、村上和成&ダーク・ウルフvsスーパー・タイガー&関本大介のタッグマッチ。これを聞いた村上は「対戦カードが納得いかない」と記者会見を当日ボイコットし、「チャンピオンになって意味のある奴とやりたい。永田裕志しか見えてない。意味がない、熱がない、スーパー・タイガーは裏口入学みたいにカード組んでもらって、チャンスは自分で掴めよ。あいつから何も感じないし、誰にも何も響いてない」と怒りが収まらずに、この日マスコミを呼びつけて初代タイガーマスク事務所に殴り込みをかけた。
村上は先日の会見後に何度もストロングスタイルプロレス・平井丈雅代表に電話をしていたというが、連絡がつかずに音信不通状態であったため殴り込みを決行。しかし事務所の扉は固く閉ざされ、電話をかけると扉の中からコール音は聞こえるものの一向に出てくる気配はない。ブチ切れた村上は扉を叩きながらドスのきいた声で「いるのはわかってんだよ!出てこいや!」と追い込みをかけていくが、ついに電話の電源が切られてコール音すら鳴らなくなる。 村上は一度ビルの外へと出るが、しばらくしてマスコミの1人に「ちょっと電話かけてみてよ」と睨みつけ、実際に電話をかけると平井代表に繋がり事務所の中にいることがわかる。そのままマスコミと一緒に村上も事務所に戻る事に。 エレベーターを降りるとちょうど平井代表が村上の顔を印刷して『出入り禁止』と手書きして扉に貼っており、これを見た村上はブチギレて平井代表の胸ぐらを掴み「オイこの野郎勝手に対戦カード発表して、チャンピオン?クソ食らえだ。もう試合でねーぞ!」と扉に叩きつける。 涙目になりながら平井代表は「村上さんは佐山先生の一番弟子だと宣言されていました。弟子だと宣言されるのであれば、初代タイガーマスクの団体のカードにはキチッと参戦いただかないといけないと思っております」と反論する。 これを聞いた村上は「お前汚ねぇな。ここでこのカード切るの。佐山先生の使い方うめぇな。そりゃ一番弟子なんだから出てやるよ。先生の顔に泥を塗らないようにしてやる。その代わりどんな試合になるかわかんねーぞ!そこは自分で考えてケツ拭けよ!ほんとの一番弟子がどういうものだか教えてやるよ」と捨て台詞を吐き去っていった。 11・5新宿大会では間下隼人vs船木誠勝、ジャガー横田&Sareevseタイガークイーン&藪下めぐみ、ダーク・ウナギvsChi Chi、生誕100周年を迎える故・力道山先生のご遺族を招いて記念セレモニーが決定済み。 12月5日の後楽園ホール大会に向けて大事な一戦となるが、村上が納得の行く形でカードが組まれなかった場合はまた平井代表が凄惨な目にあうことは間違いないだろう。