【熊本競輪・GⅢ開設記念】昨年覇者の中本匠栄は準決で脇本雄太マーク「しっかりと付いていく」
<4日・熊本競輪・2日目> 中本匠栄が昨年覇者の意地を見せる。2予9Rは松本秀之介目標に伸びて、3着で勝ち上がり。今節は落車明けだが、「練習もやってきたし状態は大丈夫」と結果と言葉で万全をアピールした。 2年連続の決勝入りを目指す準決12Rは、脇本雄太にジカ付けできる番組となった。「ワッキー(脇本)の番手にいけるとは…。予想していなかった。困ったなあ」。思わぬサプライズ番組に困惑を示しつつも、迷わず脇本の番手を宣言した。 2予で脇本マーク2着だった中川誠一郎から「ヤバいよ。しびれるよ」と言われて、苦笑いを浮かべるシーンもあった。ただ、最後は「地元だからこういった貴重な経験ができる。GⅠのトップレベルで戦っていくためには、しっかりと付いていかないと。頑張りますよ」とかぶとの緒を締めた。決勝進出はもちろん、来月に控えるGⅠ競輪祭につなげるためにも、必死に輪界最強男に食らい付く。