ヨドバシ、そごう千葉店別館に15日開業 売り場面積3倍、県内最大級 ユニクロ、スタバも
家電量販大手のヨドバシホールディングス(HD)は、そごう千葉店の別館「ジュンヌ館」(千葉市中央区)を改装し「ヨドバシHD千葉ビル」として15日に開業すると発表した。1~4階には、JR千葉駅東口前にある「ヨドバシカメラ千葉店」を移転。売り場面積を既存店の3倍に拡大し品ぞろえを強化する。千葉県内初出店のアウトドア用品専門店のほか、ジュンヌ館にあった一部のカフェや衣料品店なども入居するという。 ヨドバシHDとそごう千葉店によると、昨年10月にヨドバシHDへ土地と建物の売却が完了した。ビルは17階建てで、このうち売り場は地下1階、地上4階。総売り場面積は約1万7千平方メートル。 移転するヨドバシカメラ千葉店は、1階の一部と2~4階に入る。売り場面積は現在の店舗の約3倍となり、家電量販店として県内最大級という。ヨドバシHDの担当者は「品ぞろえをさらに充実させ、最新の商品を実際に体験、体感してもらいながら選ぶことができる店舗になる」とした。現在の店舗は12日に営業を終了する。 このほか、地下1階ではジュンヌ館にも入居していた「ユニクロ」や「ABCマート」、1階では登山・アウトドア用品専門店「石井スポーツ」「スターバックスコーヒー」が営業する。 引き続き、そごう千葉店とは4階の連絡通路でつなぎ、5~17階は両店来店者向けの駐車場となる。 そごう千葉店の担当者は「新たな顧客層が訪れるきっかけにもなる。集客力に期待したい」とコメント。ヨドバシHDの担当者も「直結駐車場もあり、より幅広い方にスムーズな買い物を楽しんでもらえる店舗になる」としている。 ジュンヌ館は衣料に特化して2005年に開業。昨年8月末に全館改装のため閉館していた。