今夜、話したいことがあるんだ…「月収45万円・56歳サラリーマン」、82歳要介護の母との同居を相談も〈妻の思わぬ反応〉に戸惑いのワケ
誰もが避けては通れない「親の介護」。特に父や母がひとり実家で1人暮らし、という局面になったとき、「介護のために同居」ということも視野に入るでしょう。そのとき、結婚しているなら配偶者の同意というハードルを越えられるかどうかが、カギになるのはいうまでもありません。 ▼【早見表】年金に頼らず「1人で120歳まで生きる」ための貯蓄額
親と同居50代で3人に1人だったが…20年後の同居率は?
厚生労働省が2005年から追跡調査を行っている『中高年者縦断調査』。第第1回調査では50~59歳だった回答者は、最新の第18回調査では67~76歳になっています。50代のころの家族の形は、以下の通り。 【第1回調査/回答者「50~59歳」の家族の形】 単独世帯…4.7% 夫婦のみの世帯…21.4% 三世代世帯(親と子と同居)…17.8% 三世代世帯(子と孫と同居)…2.9% 三世代世帯(親と子と孫と同居)…1.7% 親あり子なしの世帯…10.6% 親なし子ありの世帯…39.5% それから20年弱経った第18回調査での家族の形は以下の通り。 【第18回調査/回答者「67~76歳」の家族の形】 単独世帯…13.1% 夫婦のみの世帯…47.3% 三世代世帯(親と子と同居)…1.4% 三世代世帯(子と孫と同居)…8.3% 三世代世帯(親と子と孫と同居)…0.5% 親あり子なしの世帯…3.2% 親なし子ありの世帯…23.8% 何らかの形で親と同居していたのは、第1回では30.1%、第18回では5.1%。3人に1人が親と同居していたのが、20年あまりで、20人に1人の割合に減少しています。 いままさに親との同居の話が浮上しているというのは、小池聡さん、49歳(仮名)。実家で一人暮らししている82歳になる母親が、転倒→骨折を機に要介護に。きょうだいらと話をした結果、実家からも比較的近く長男である小池さんの家に母親を呼び寄せてはという話になったといいます。 厚生労働省『令和4年国民生活基礎調査』によると、要介護となったきっかけとして最も多いのは「認知症」で16.6%。続いて「脳血管疾患(脳卒中)」が16.1%。そして3位が「骨折・転倒」で13.9%。骨折→入院による筋力が衰え、骨折は治ったけれど歩行に支障をきたすようになる……いわゆるロコモシンドロームは、要介護となるお決まりのパターンです。
【関連記事】
- ▼「退職金2,800万円」「貯金4,000万円」60歳定年退職のサラリーマン夫、花束を抱えて家路…自宅で待っていた妻の「衝撃のひと言」に戦慄
- ▼50代ひとり娘「もう私を頼らないで」と言い残し、実家をあとに…年金15万円・要介護の80代母、涙ながらに語った後悔
- ▼月収35万円・42歳サラリーマン「皿くらい洗っておけよ」の舌打ちに、時給1,300円の40歳パート妻「なら、もっと稼げよ」と大激怒…共働き夫婦の大修羅場
- ▼「お疲れ様でした。実は大切な話があるの」退職金2,000万円・年金月17万円のサラリーマン〈定年退職した日〉に聞いた「妻の衝撃告白」
- ▼あなた、いつまでいるのよ…帰省から2週間、一向に帰らない32歳の次女と孫2人。夫婦で〈退職金4,000万円〉〈年金月36万円〉65歳の定年夫婦が絶句した「次女の告白」