クラシックバレエからボディビルに挑戦 溝の深い脚で魅せ競技歴1年目で高校生ボディビル頂点に立つ
高校生とは思えないハイレベルな戦いが繰り広げられた『JBBF全国高校生男子ボディビル選手権大会』(8月25日開催)。榎田一王(えのきだ・いおう/17)選手がボディビル170cm超級で優勝を果たし、メンズフィジーク172cm超級では3位の成績を残した。 【写真】榎田一王選手の深いカットが入った太脚
「純粋にうれしい気持ちでいっぱいです。オーバーオールも獲りたいと思っていたので、そこは悔しいです。来年また頑張りたいと思います!」 184.5㎝と長身ながらも密度感があり、深いカットが入った脚が特に印象的で、ポーズをとる度にその存在感を見せていた榎田選手。本格的にトレーニングを始めたのは、何と1年前だという。 「1年ほど前までクラシックバレエをしていたのですが、ジュニアで兄(榎田大人選手)が優勝(※)する姿を見て、この競技をしたいと思いました」 ※2023年JBBF日本ジュニア男子ボディビル選手権大会で70kg超級とオーバーオール優勝 長男の一斗選手も今年の日本クラシックフィジーク選手権大会・168cm以下級で2位を獲得。姉の夢叶選手はビキニフィットネス選手という、ボディビル一家の榎田家。兄のトレーニングを参考に、自身のトレーニングに励んだ。 印象的だった脚について、トレーニングでは「重い重量ですること」が効果的だったという。そんな榎田選手の今後の目標は? 「将来的にはクラシックフィジークの方に行きたいと考えていて、日本一が目標です」
【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介