ロイヤルファミリーの写真展がスタート 赤ちゃんを抱くエリザベス女王姉妹の未公開ショットもお披露目
現地時間5月17日(金)にバッキンガム宮殿のキングスギャラリーで写真展「Royal Portraits: A Century of Photography」が開幕した。これまで公開されていなかったロイヤルファミリーの写真が展示され、注目を集めている。 【写真】豪華なインテリアに目を奪われる、バッキンガム宮殿内部を撮影した貴重な写真集
目玉になっているのがロイヤルママたちの集合写真。エリザベス女王とマーガレット王女、オギルヴィ令夫人アレクサンドラ王女、ケント公爵夫人キャサリンがそれぞれ赤ちゃんを抱っこしている。アレクサンドラ王女は女王とマーガレット王女の従妹。ケント公爵夫人キャサリンはアレクサンドラ王女の兄、ケント公爵エドワード王子の夫人である。
写真は1964年にマーガレット王女の夫で、写真家だったスノードン伯爵アンソニー・アームストロング=ジョーンズが撮影したもの。4人のレディはこの年に出産、同時期に改めてママになったり新米ママになったりしていた。女王が抱いているのは第4子のエドワード王子。マーガレット王女は第2子のレディ・サラ・チャット、ケント公爵夫人は第2子のヘレンと一緒に写っている。窓辺に立っているアレクサンドラ王女は第1子のジェームズ・オギルヴィを抱っこしている。
この写真はマーガレット王女からエリザベス女王に宛てられた手書きのメッセージと一緒に飾られている。メッセージは「親愛なるリリベット」で始まっている。王女は「アレクサンドラは切り取った」とコメントすると、自分と女王、ケント公爵夫人のスリーショットをサイン入りで産科医に送ることを提案。女王にサインをしたいかどうか尋ねている。写真を管理するロイヤルコレクションによると、アレクサンドラ王女が切り取られたバージョンが存在するという。
展覧会では、1920年代から現在までに撮影された150点を超える写真が展示されている。1956年にマーガレット王女と結婚する前のアームストロング=ジョーンズが撮影したチャールズ国王とアン王女の2ショット(1枚目)、グロスター公爵夫人アリスのウェディングフォト(4枚目)に加え、エリザベス女王が17歳のときロイヤルロッジで撮影された家族写真(5枚目)など貴重な作品が公開されている。3枚目は2001年のエリザベス女王、6枚目は1949年に撮影されたマーガレット王女のポートレートである。展覧会は10月6日まで開催される。知られざるロイヤルファミリーの一面が見られる、ロイヤルファンには嬉しい機会になりそう。