【特集】“成長し続ける日本の若きエース” 男子バレーボール 髙橋藍
【特集】“成長し続ける日本の若きエース” 男子バレーボール 髙橋藍
今年5月、イタリアリーグから地元関西に拠点を置く、サントリーサンバーズ大阪へ移籍した髙橋藍(たかはし らん)選手(23歳)。京都府京都市出身で高校時代は名門東山高校の主将を務め、エースとして「春高バレー」に出場。驚異的な攻撃力で見事優勝し、同校を史上初の日本一に導きました。攻撃では強烈なバックアタック、守備では抜群の身体能力を生かしたレシーブなど、髙橋選手は攻守に渡って隙のないオールラウンダーです。 髙橋「自分自身は今までにいなかったバレーボール選手であったり、バレーボールを夢のあるスポーツにしていきたいので、そういったものにひとつでも近づけていればすごく嬉しいです」
チームメイトの兄と共に目指す日本一
2歳上の兄・塁(るい)さんがバレーをしていたことがきっかけで競技を始めた髙橋藍選手。東山高校時も兄弟でチームメイトであり、現在所属するサントリーサンバーズ大阪でも同チームでプレーしています。 髙橋藍「お父さんが野球をやっていて、ホームランのランから名前を藍にしたいと。最初は自分も野球をやろうとしていたのですが、兄がバレーボールをするとなったのでバレーボールをやろうと思いました」 兄の塁さん、弟の藍選手と共にプレーする中での熱い想いがありました。 兄・塁さん「藍は基本的には面倒くさがり屋で甘える感じのタイプです。兄弟で日本一を獲った事がなかったので、日本のバレー界が盛り上がっている中で、兄弟でも日本一を獲れるように一緒に頑張りたいです」
1点の悔しさをバネに次の五輪へ
髙橋選手には忘れられない試合があります。今年8月に開催されたパリオリンピック、イタリアとの準々決勝。強豪相手に2セットを連取した日本が第3セットもマッチポイントを掴み勝利まであと一歩のところ。しかし、あと1点が取れずまさかの逆転負けという悔しい結果となりました。 髙橋「パリオリンピックは3年間かけて勝つためにやってきたので、オリンピックで1点を取ることがいかに難しいかということを改めて感じました」 この悔しさは次のオリンピックでしか返せない。1点の重みをかみしめ4年後のオリンピックの舞台に向けて新たな成長を誓います。 髙橋「1点にこだわることが次のオリンピックや次の試合につながっていくと思っているので、“自分自身もしっかり成長していく”“4年後のオリンピックに向けてやっていく”ことを1番に考えて進んでいきます」 バレーボール国内新リーグ「SVリーグ」が今年10月11日に幕を開けました。今シーズンイタリアリーグからサントリーサンバーズ大阪に移籍した日本の若きエース髙橋藍選手。新たなステージでの彼の活躍に期待が高まります。 (「あすリート(読売テレビ)」10月19日放送)
読売テレビ