目玉のリングは8割完成…大阪万博開幕まで1年、パビリオン準備の今
中小・新興も参画
万博では中小企業・スタートアップも参画機会がある。3月末、大阪府・市が運営する「大阪ヘルスケアパビリオン」内の展示・出展ゾーンに出る中小・スタートアップ377社が公表された。大阪産業局や大阪商工会議所、りそな銀行など実施主体14者が設定した各テーマから出展者を選定。みらいの暮らしや健康、脱炭素、町工場の力など、週替わりテーマで出展を行う。 「将来に一石を投じる展示をしたい」。大阪冶金興業(大阪市東淀川区)の寺内俊太郎社長は関西大学と連携し人工ルビーをミリ波で加熱加工する技術や、テーラーメイドの3次元(3D)人工骨などを披露する予定だ。他の企業も超電導で空中に浮く靴や、月面で動く電動バイク試作品など独創的な内容が並ぶ。多くの中小・スタートアップは万博を飛躍台にとの思いを寄せる。