全日本高校バレー5日開幕、県勢登場 男子・山形城北、女子・米沢中央
バレーボールの全日本高校選手権は5日に東京体育館で開幕する。本県代表で男子の山形城北と女子の米沢中央はともに初日の1回戦で登場し、城北は都城工(宮崎)、米中央は日南学園(同)と対戦する。 【男子・山形城北】多彩な攻撃、8強目標 城北は、強力なアタッカー陣の攻撃力を武器に、10年ぶり3度目となる舞台に臨む。県高校総体を制し、国民スポーツ大会にも県代表として出場したチーム。主将の太田絢斗は「集大成の大会として、ベスト8入りを目指す」と目標を語る。 アウトサイドヒッターの佐藤純大と太田、オポジット木村悠聖らを中心に繰り出す多彩な攻撃が持ち味。昨年10月の県代表決定戦でライバルの山形中央を下した後、チームは攻撃の速さやディグ(スパイクレシーブ)の安定性、サーブの正確性などをテーマに練習に励んだ。ともに1年生で高さがあるミドルブロッカー村川武蔵、斎藤宗一郎も成長し、チーム力をいっそう高めている。
1回戦で対戦する都城工は、高さとパワーがあるエースを擁し、テンポの速い攻撃を行うチーム。城北の安部功監督は「いかにサーブで崩せるかがポイントになる」と展望する。 【女子・米沢中央】ブロック強化、手応え 米中央は粘り強い守備で5年連続14度目となる切符を勝ち取った。全国高校総体と国民スポーツ大会はともにベスト16の成績。主将の佐藤鈴は「8強以上を目指す」とチームの思いを代弁する。 出場52チームの中で最も早く全国行きを決めた米中央は、「より高いレベルのプレーが必要」(佐藤)との思いから、この2カ月間はブロック力の強化に重点的に取り組んできた。昨年12月下旬には他県の強豪チームを米沢に招いた強化合宿を行い、位置取りなどを入念に確認した。石田和也監督は「本番までの期間が長かった分、ブロックの練習を十分に行うことができた。県大会で故障していた選手もある程度回復し、順調に調整できている」と手応えを語る。
エース佐藤、サウスポー桜井好香ら好選手がチームの要となる。相手の日南学園は初出場。佐藤は「3年生が引っ張り、チームを勢いづけたい」と意気込む。