代表合宿の練習に参加する松永拓朗（撮影・前川　晋作）

　宮崎市内で合宿中のラグビー日本代表は18日、ニュージーランド戦（26日、神奈川・日産スタジアム）へ向けた全体練習を行った。 　FB松永拓朗（26＝BL東京）は「やっとこういう場でチャレンジできるうれしさと緊張感もある」と日本代表に初招集された心境を語った。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチが掲げる「超速ラグビー」については「学んでいる途中。だんだん理解できるようになってきたので、あとは頭で考えずに体で行動できるところまでできたら」と理解を深めている最中だ。目指すは代表初キャップの獲得。「まずは自分を表現したいのが一番。（相手が）オールブラックスだから…とかは考えず、自分のパフォーマンスができたら最高の初キャップになる」と話した。 　SH藤原忍（25＝東京ベイ）とは、大学日本一を経験した天理大の同期。「同級生がいるのは心強い。普段から仲良いメンバーで一緒に出られるのはうれしい。代表の帯同初めてで分からないことが多いけど何でも聞けるので助かる」と、盟友との再会を喜んだ。 　さらに、主将のSO立川理道（34＝東京ベイ）は天理大の大先輩にあたる。「テレビで見ていた存在なので、憧れの人と一緒のフィールドでプレーできるのは感慨深い。学ぶことが多いので、スキルをいっぱい盗めたらと思う」。初めての代表合宿で、同じ大学出身の同期や先輩から多くのことを吸収していくつもりだ。