ガザ地区でイスラエル軍による攻撃続く 北部の住宅地への攻撃で少なくとも73人死亡
日テレNEWS NNN
パレスチナ自治区ガザ地区では、イスラエル軍による攻撃が19日も続き、北部の住宅地への攻撃で少なくとも73人が死亡しました。 中東のテレビ局・アルジャジーラによりますと、ガザ地区北部にあるベイトラヒヤで19日、イスラエル軍による住宅地への空爆があり、少なくとも73人が死亡しました。 イスラエル軍はガザ北部でイスラム組織ハマスの新たな掃討作戦を始めていますが、攻撃があったベイトラヒヤには多くの市民が避難していたということです。 一方、イスラエル軍は、17日に殺害したハマス最高幹部シンワル氏の新たな映像を公開しました。地下トンネルを歩いている姿が映っていて、去年10月、シンワル氏が主導したとされるハマスによるイスラエル襲撃の数時間前に撮影されたものだとしています。 シンワル氏の死亡をめぐっては、アメリカのバイデン大統領などからガザ停戦への契機として期待する声もあがっていましたが、各地への攻撃は収まるきざしを見せていません。 一方、ロイター通信によりますと、イスラエルとイスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘が続くレバノンの首都ベイルート郊外で19日、4回にわたりイスラエル軍の攻撃がありました。イスラエルは19日にネタニヤフ首相の私邸を狙った無人機攻撃がヒズボラによるものと断定していて、レバノンの戦闘もさらに激化する恐れがあります。