東京メトロ社長、不動産など非鉄道分野でM&A模索-成長加速へ
松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリストは、都心の足を担う東京メトロの鉄道事業は同業他社と比べ「立地に恵まれており、収益性はとても高い」と指摘。
不動産で鉄道事業ほどの収益性を得ることは難しいとしながらも「何もしないと成長の伸びしろは限られる上、コロナ禍のような事態が再び起こらないとも言えない」と述べ、「徐々に多角化を目指すのが理想的だ」とした。
通信大手ソフトバンク以来の大型上場と注目を浴びた東京メトロは10月23日、東証プライム市場に上場。公開価格1200円と比べて36%高となる1630円で初値を付けた。その後も株価は堅調に推移し、21日終値は1700円だった。山村社長は「毎日、株価を見ながら励みにしている」と明かした。
--取材協力:長谷部結衣、Katria Alampay.
(c)2024 Bloomberg L.P.
Nao Sano, Shery Ahn