トッテナムのロドリゴ・ベンタンクールをFAが告発。ソン・フンミンへの人種差別的な発言で最大12試合の出場停止の可能性も?
トッテナム・ホットスパーに所属するウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクールは、チームメイトの韓国代表FWソン・フンミンに対して人種差別的な発言をしたとして、イングランドサッカー協会(FA)から告発されたようだ。イギリスメディア『BBC』が、現地時間12日に報じている。 【一覧】プレミアリーグ 2024/25夏の移籍情報 全20クラブ 事の発端となったのは、6月にベンタンクールがウルグアイのテレビ番組に出演した際の発言だ。番組内でベンタンクールは、「(韓国人は)みんな同じに見える」とコメントしたことで、SNS上で一気に拡散され、人種差別発言だと非難を浴びた。後に、ベンタンクールは「起こしてしまったことを謝罪する。あれはただの酷いジョークだった」と自身の発言をインスタグラムで謝罪した。 この件に対してFAは、「ロドリゴ・ベンタンクールがメディアインタビューに関連するFAルールE3の違反による不正行為で告発された」と明らかにした。さらに、違反内容については次のように説明している。 「トッテナム・ホットスパーのMFは、不適切な行動をとったこと、罵倒や侮辱的な言葉を使ったこと、名誉を傷つけたことのいずれか、もしくはすべてに該当する行動を取っており、これはFA規則のE3.1に違反した疑いがある。国籍や人種、民族的起源に対する言及を含んでいるため、FA規則E3.2で定める“悪質な違反”に該当する」 加えて、FAは「ロドリゴ・ベンタンクールは、2024年9月19日(木)までにこの告発に対する回答を提出する必要がある」と述べている。なお同メディアによれば、ベンタンクールに正式な処分が下された場合、6試合から12試合の出場停止となる可能性もあるようだ。
フットボールチャンネル編集部