＜花が咲いたら 第93回センバツ＞三島南 練習にアプリ活用 数値化で高め合い 選抜高校野球
21世紀枠で選出され、春夏を通じて初めて甲子園に出場する三島南（静岡）は、打撃練習に「映像遅延装置」を利用している。選手たちは打席でボールを打つと、横にあるモニターで自身の数十秒前の打撃フォームを確認。再び打席に戻り、すぐに修正する。 【写真 花が咲いたら 選抜高校野球】 スマートフォンの専用アプリでスイングスピードの計測も行っている。稲木恵介監督（41）によると「感覚を数値化すれば、目標を立てやすくなる」。選手たちが数値を競い合うことで、互いを高める雰囲気が作られるという。 地元の子供たちを対象に野球体験会を重ね、地域の野球振興にも貢献してきた。伊藤侍玄（じげん）主将（2年）は「甲子園への憧れを抱いてもらえるようなプレーを見せたい」と誓う。【深野麟之介】
