自転車の「酒気帯び運転」罰則強化 スマホ見つめる「ながら運転」も 初日に大阪では酒気帯び運転7件
読売テレビ
1日から道路交通法が改正され、自転車の「酒気帯び運転」やスマートフォンを見つめる「ながら運転」の罰則が強化されました。懲役刑が科される可能性も。 日付けをまたいだ、1日午前0時すぎ。大阪・ミナミの街はハロウィーンで盛り上がっていました。 そんな中…。 属ちひろ記者 「お酒の缶を片手に自転車をこいでますね」 お酒を飲みながら、自転車に乗っている人や… 属ちひろ記者 「あっ!今飲んでますかね。飲みながら運転しているようにも見えます」 スマートフォンを持って、いわゆる「ながら運転」をする人の姿が…。 実は、きょう(1日)からこうした行為への罰則が強化されたのです。 改正された道路交通法では、「酒気帯び運転」に対して3年以下の懲役、または50万円以下の罰金が新たに科されるほか、「ながら運転」の罰則も最大で1年以下の懲役、または30万円以下の罰金に強化されました。 背景にあるのは事故の多さです。 警察によりますと、酒気帯び運転による死亡事故や重傷事故の割合は、飲酒していない場合に比べて約2倍になっているほか、ながら運転による事故も増えているということです。 この自転車の罰則強化。街の人は、どのくらい知っているのでしょうか。 街の人 「話は聞いたことありますけど、1日から、きょうからというのは知らなかったですね。スマホを見ながら突っ込んできたりとかっていうのはあるので、車を運転していてもそうですし。取り締まりどんどんやってもらったらいいですけど」 「(スマホ)スタンドを使っていたけど、それも多分ダメなのかなと思ったりしている。事故が減ったりするのは良いことだとは思うので。ちょっと窮屈にはなりますけど」 一方、なかには罰則強化を知りながら飲酒運転をする人も…。 「飲んできました!近いからこそ、ちょっとチャリで行きません?」 実際にこの日、大阪府内では自転車の酒気帯び運転の事案が7件あり、このうち50代の男性に、刑事事件として扱われる「赤切符」が切られました。大阪府警は罰則強化を周知するとともに、法令を順守するよう呼びかけています。