インテリアにも絶対注目してほしい!一度は見ておくべき映画5選
何かと慌ただしい12月を駆け抜け、心落ち着かせてゆったり過ごしたくなる季節。そんな年末年始に家で映画鑑賞を楽しみたいときにおすすめの5作品をご紹介します。ホリデー気分を盛り上げる作品から、家でゆったり味わいたい心温まる映画まで幅広くセレクト。さらに、空間やインテリア的な見どころもお伝えします。2023年の注目作も振り返りながらお家映画時間を楽しんでみてはいかがでしょう? 【写真集】ホリデーシーズンに最適!インテリアも素敵な絶対見ておくべき映画
『バービー』(2023)
すべてが完璧で夢のようなバービーランドで暮らすバービーとボーイフレンドのケン。ある日突然、バービーの体に異変が起こり、その原因を探るために人間の世界へ行くことに。着いた先は、完璧なバービーランドとは違う現実の世界だった。そこでバービーは驚きの秘密を知り…。 『レディ・バード』や『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のグレタ・ガーウィグが監督した2023年話題になった映画の1本です。ユーモアや社会風刺的な要素を交えながら、バービーという一人の女性が歩んで行く姿をパワフルに描いてたポップなエンタメ作品。 蛍光色を使った現実離れした家の美術や衣装の色味がビビッドかつ華やかで、流れる音楽も軽快。観ていると気持ちが明るくなります。ときどき、バービーやケンたちのセリフや行動にハッとしたり考えたりするシーンもあり、いろんな感じ方ができるところも魅力です。
『aftersun/アフターサン』(2023)
11歳のソフィは、普段は別々に暮らす父・カラムとトルコのリゾート地を訪れる。ビデオカメラを介して、何気ない会話をしてかけがえのない親密な時間を過ごす2人。だが、思春期真っ只中のソフィはちょっとした自立心と反抗心から、カラムと口喧嘩をしてしまう。夜、ソフィはホテルに戻ったものの、部屋のドアには鍵がかかったままだった…。 2022年のカンヌ国際映画祭・批評家週間での上映で注目された、シャーロット・ウェルズ監督による父と娘の関係を描いた本作。舞台は90年代後半のリゾート地。少しレトロなつくりのホテルや淡い映像、クイーン、デヴィッド・ボウイやブラーなどの楽曲、ビデオカメラやポラロイドなどのアイテムたちが、2人の姿に重ねて、それぞれの記憶にある“あの頃”を思い出させてくれます。 監督がインタビューで「場所を描くことに興味があった」と話しているように、こだわりを感じるノスタルジックなロケーションも見どころの1つです。