まるで「ウルトラ警備隊」の特装車!? 60年以上前の“9人乗り”ワゴンを発見 黄金時代の「クライスラー車」とは
そして最大の特徴は、この時代では希少な9人乗りのステーションワゴンということです。 記録によると1961年に製造されたステーション ワゴンは1436台で、そのうち760台が9人乗りだったようです。 伝えられるところによると、20年間放置されていた個体を出品者が16年前にオハイオ州から購入したモデルになっています。 パワートレインは413ci Golden Lion V8のシングルキャブレター仕様で、新車時には35馬力の最高出力を発生していました。 トランスミッションは、プッシュボタン式トルクフライト3速オートマチックトランスミッションで、当時の高級車にふさわしくパワステやパワーウインドウも搭載されています。 購入後は所有者がフルレストアをおこない、サビの除去、パネルの交換のほか、再塗装も実施済みです。 当然、機関部にも改修がおこなわれ、エンジン、キャブレター、ラジエーター、トランスミッションも再構築されており、実走も可能です。 エクステリアはVの字にレイアウトされた斜め配列のヘッドライトと対照的な台形グリルが特徴で、ほかのクルマにはない個性を演出しています。 さらに特徴的なのがリアセクションで、アメ車の黄金期を物語るテールフィンは、テールランプと一体式でエッジの効いた個性的なデザインです。 インテリアもダッシュボードやドアトリム、シートをレッドに統一し、3列目シートは後ろ向きのベンチシートとなっています。 ※ ※ ※ 今回の個体は、ほとんど市場に出回らない60年以上前のニューヨーカーのワゴン仕様ということもあって大変賑わっています。 現在の入札価格は2万5000ドル(約381万5000円)で、現地時間2024年12月17日午前7時に終了予定です。
Peacock Blue K.K.