リクエストは原則はがきのラジオ番組「青春ラジメニア」放送30年 パーソナリティ岩崎アナ「アニソンも変わりました」
リクエストは原則はがきのラジオ番組「青春ラジメニア」放送30年 パーソナリティ岩崎アナ「アニソンは変わった」
1989年(平成元年)から始まったラジオ関西(神戸市中央区)のアニメソング(アニソン)リクエスト番組「青春ラジメニア」。リクエスト曲の受付方法は原則としてハガキとファクスに限られ、曲は必ずフルコーラスで流すというスタイルを貫き、今月30日で放送開始から丸30年を迎える。同番組パーソナリティの岩崎和夫アナウンサー(65)と、アシスタントパーソナリティの南かおり(49)は「この30年でアニソンはかなり変わりました。世間的にアニソンが認められていくのを見続けることができてうれしい」と振り返る。しかし、4月からは放送時間が3時間から1時間に短縮され、録音番組に変わる。岩崎アナは「番組の中身を見直すいい機会を与えられた。次の発展へ努めたい」と意気込みをみせた。 【全映像】「青春ラジメニア」の30年を語る岩崎和夫アナウンサーと南かおり
きっかけは岩崎アナの机にあった大量のリクエストはがき
同番組開始のきっかけは1986年。同局深夜時間帯の番組枠が空いたため、岩崎アナが自分の好きなアニソンを流す番組「アニメ玉手箱」をワンマンコントロールで録音、放送したことだった。 それにより、同局に多くのリクエストはがきが届くようになり、岩崎アナの机は、そのはがきで埋もれるほどに。それを目にした当時のディレクターが反響の大きさを上司に説明。これが、後に深夜生放送のアニソンリクエスト番組「青春ラジメニア」の誕生へとつながった。
リクエスト数は毎週800 全盛期は2000~3000届いていた
現在のリクエスト数は週に約800を数えるが、全盛期には毎週2000~3000も届いていたという。岩崎アナと南は、必ず放送日には早めにスタジオに入り、すべてに目を通している。 「『こんなアニソンがありますよ』『みんなに共有してもらいたい』というリクエストはがきを受け取ることがラジメニアの原点なんです。読むのがめちゃくちゃ楽しい。それが次週放送へのエネルギーになるんですよね」と岩崎アナ。 南も「お叱りや批判のスルーは絶対しません。どんな意見でも受け止めるし、たまにはオンエアでも読みますし。全盛期は3000通のはがきを読んでいたので、今は全然すぐに読めますよ。メールはどれも同じフォントで届くので、どのリスナーさんのものかが分かりづらくなりますから」と笑顔で話していた。