ヤンキースのジャッジ、スタントンと185キロ超え驚速ヒット共演!リーグ優勝決定シリーズ進出に「興奮している」
◇10日(日本時間11日) ア・リーグ地区シリーズ第4戦 ロイヤルズ1―3ヤンキース(カンザスシティー) ヤンキース(第1シード)は敵地のロイヤルズ(第5シード)に勝利し、3勝1敗でリーグ優勝決定シリーズ(LCS)進出を決めた。7回戦制のLCSは14日(同15日)、地元ニューヨークでスタートする。 ヤンキースのアーロン・ジャッジ(32)は、中堅手として最後のアウトを処理。その瞬間、右拳でガッツポーズすると人さし指を天に向け、神に感謝した。 主砲は6回の打席で打球初速115・5マイル(約186キロ)の強烈な当たりで右中間へ二塁打。さらにスタントンの初速116・9マイル(約188キロ)の中前安打で貴重な3点目のホームを踏むなど3度出塁し、存在感を放った。 米野球データアナリストのサラ・ラングスさんによれば「同僚コンビがポストシーズン(PS)の試合で初速115マイル(約185キロ)以上の打球をマーク」したのは、2018年のワイルドカードゲームに続き、史上2度目。当時も今回と同じジャッジ&スタントンのコンビだった。 ジャッジは全米中継局TBSのヒーローインタビューで「興奮している。最初に言いたいのは、G・C(先発右腕コール)がいつも通りすごいパフォーマンスをしてくれた。だからこそ、彼がうちのエースなんだ」と、エース右腕をたたえた。 34歳のコールは7回に最速98・9マイル(約159キロ)をマークするなど直球を中心に組み立て、7イニングを6安打1失点、4奪三振で今PS初勝利を挙げた。 昨季のヤンキースはPS進出を逃したこともあり、ジャッジは「昨年はこの舞台に来られなかった。若いメジャー1年目の連中も多かったが、『もうこんなのはごめんだ』と言い合った。成長し、もう一度一丸となることを課し、それをみんなでやり遂げた」と胸を張った。 「東の盟主」は、松井秀喜さんがMVPを獲得して以来15年ぶりのワールドシリーズ優勝まで、あと8勝だ。(写真はAP)
中日スポーツ