【NFL】今季に調子を落としたWRディッグスを“1番手レシーバー”に据える姿勢を崩さないビルズGMビーン
バッファロー・ビルズは5年連続のポストシーズン敗退を受けて、おなじみの問題に直面している。その最たるものが、シーズン後半に本来の姿からかけ離れたパフォーマンスを見せていたワイドレシーバー(WR)ステフォン・ディッグスをどう復活させるかだ。現地23日(火)、ジェネラルマネジャー(GM)ブランドン・ビーンはシーズン終了後の記者会見で報道陣に対して「彼は1番手レシーバーだ」と話している。
「私はそう固く信じている。それは揺らいでいない。相手チームが彼を囲い込んだり、さまざまな方法で封じ込めたりすることができないように、私たちは武器を投入し続けなければならない。ステフはまだプレーできる。彼はまたディープボールを取りたいだろうね。彼が1番にそう言うだろう。彼はものすごくコンペティティブだ。このオフシーズンには全力で取り組むだろう。これにはいろいろな理由や疑問があると思うし、プロダクションやその他もろもろもあるが、私はステフを今も1番手レシーバーとして見ている」
ビーンGMが言及したディープボールとは、日曜夜に行われた試合の第4クオーターに自陣12ヤードラインに立っていたクオーターバック(QB)ジョシュ・アレンが、カンザスシティ・チーフス陣の27ヤードラインにいたディッグスに向けて投げたムーンショットのことだ。
このキャッチを実現させるのは難しく、ディッグスはジャンプに失敗し、チーフスのセーフティ(S)ジャスティン・リードを追い越すことができなかった。しかし、試合終了まで残り8分余りで3点差をつけられ、ライバルのチーフスにまたしてもポストシーズンで敗れてしまいそうなときに、ビルズはチームのスター選手の1人があのようなプレーを決めることを切望していた。
ビルズが27対24で敗れたディビジョナルラウンドで、ディッグスはレシーブ3回、21ヤードと、今季最低のレシーブ記録を残している。
この不本意な結果は、ディッグスのシーズンがいかに悪化していったかを象徴するものだった。