【NFL】今季に調子を落としたWRディッグスを“1番手レシーバー”に据える姿勢を崩さないビルズGMビーン
最初の6試合中5試合で100ヤード以上を記録していた30歳のディッグスが、それ以降に80ヤード以上を記録したのは2試合のみで、プレーオフを含め、5試合を20ヤード台で終えている。
2023年に記録したレシーブ数(107回)、レシーブヤード(1,183ヤード)、タッチダウンレシーブ数(8回)のうち、レシーブ49回、620ヤード、タッチダウン5回は最初の6週間で記録したものだった。
ヘッドコーチ(HC)ショーン・マクダーモットはディッグスの落ち込みについて「どうしてそうなったのか、具体的な理由は言えない。できることなら、今季序盤のやり方に戻したい。ステフは素晴らしい選手だ。ステフが大好きだ。驚くほど素晴らしいチームメイトだった」と述べている。
2024年に、ディッグスのキャップナンバーは2,780万ドル(約41億2,007万円)に跳ね上がる予定だ。その実績から、来季にビルズの一員でなくなる恐れはなさそうだが、ディッグスの年俸上昇はビルズが今後直面する金銭問題の一端となるだろう。
『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によると、ビルズはオフシーズンに向けてキャップスペースが4番目に少ないチームだという。それは、惜しくもプレーオフでの敗退を喫したチームにとっては厳しい現実だ。
しかし、フランチャイズクオーターバックやヘッドコーチから、ジェネラルマネジャーに至るまで、ビルズのメンバーはスーパーボウルで勝つ可能性が閉ざされたわけではないと考えている。
ビーンGMは「ロースターは常に変えるものだ」とコメント。「これはクオーターバックが重要なリーグであり、私は自分たちがセンター下に据えている選手を信じている。今季、シンシー(シンシナティ・ベンガルズ)のジョー・バロウがケガをしてから、彼らのチャンスが損なわれたのは知っているが、カンファレンスチャンピオンシップで対戦する選手を見てほしい。ラマー(ジャクソン)対(パトリック)マホームズだ。ジョシュはその試合でプレーしている。もちろん、私たちは力不足だった。まだプレーしていたかったが、そこから始まるのだ。うちには他の選手たちもいる。彼1人ではどうにもならないが、“可能性が閉ざされそう”だとか“閉ざされた”とは思わない。だが、どのチームも新しいチームだ。時に、あるチームがその年のさまざまな局面でカチッとハマることはある。私たちは自分たちが何者なのか、何が一番うまくいったのかを見極めなければならないと思っている」