【インドネシア】中部電力、パプアのCCSでBPと協定更新
中部電力は21日、インドネシア西パプア州タングガス田での二酸化炭素(CO2)回収・貯留(CCS)のバリューチェーン構築に向けて、英石油大手BPの現地子会社BPベラウとの協力協定を締結したと発表した。2023年9月に両社が締結した協定を更新した。 BPベラウは、タング液化天然ガス(LNG)プロジェクトのオペレーター(操業主体)。中部電力はタングのCO2貯留地の活用に関する事業化調査を3月に完了したのを受け、今回の協定更新により商業的なCCSプロジェクトの実現に向けて、陸上インフラ設備や輸送設備をはじめとするバリューチェーン全体のコスト最適化や、法制度の課題整理、ビジネスモデルの検討などに取り組む。 同案件は、首都ジャカルタで同日開催された脱炭素の連携枠組み「アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)」の第2回閣僚会合の覚書調印式典で、AZECパートナー国との協力案件として紹介された。