ハリス氏、ポリマーケットでトランプ氏を大きくリード:米予測市場動向
「暗号資産」を話題にするか?
イーロン・マスク氏とトランプ氏は、米国時間12日夜にXでインタビューを行うことになっており、トランプ氏が暗号資産について言及する可能性は高い。 ベッター達は、トランプ氏が暗号資産について語る可能性を60%と見ている。先日の「BTC 2024」カンファレンスに出席したトランプ氏が、満席の会場から万雷の拍手を浴びたことを考えれば、これは確実な賭けのように思える。 しかし、1つ注意点がある。トランプ氏は「crypto(暗号資産)」という言葉を使う必要があるのだ。ビットコインでもイーサリアムでもなく、この総称である。 複数形や所有形も含め、この単語を使用した場合は市場での決議にカウントされると、ルールには規定されている。分散型通貨を意味する「crypto」を含む複合語もカウントされる。 また、「MAGA(アメリカ合衆国を再び偉大な国にするという意味のスローガン)」、「censor(検閲をする)」または「censorship(検閲)」、「Tesla(テスラ)」、「illegal Immigrant(不法移民)」という言葉が使われる確率についても、ベッターたちは高いと考えている。
Xへの復帰
一方、前大統領は約1年間のツイート休止を経てXにも復帰した。ツイッターへの最後の投稿は2023年8月24日のもので、顔写真が掲載されていた。 トランプ氏のXへの復帰について問う契約は2つあった。トランプ氏が選挙前に再びツイートするかどうかを問うものと、9月末までにツイートするかどうかを問うものである。 前者は15万ドル近い取引高があり、ハンドルネーム「BarronTrump」のユーザーが「イエス」側で最も多くのシェアを保有し、9000ドル以上を獲得した。 このトレーダーはまた、ハリス氏が選挙で勝利するという契約で、現在5600ドルの「ノー」ポジションをとっている。 トランプ氏とツイッターに関する契約で2番目に大きなポジションを持ったユーザーは、8500ドルを獲得した。このトレーダーは、ハリス氏当選の「イエス」ポジションを持っており、現在3万5000ドル以上の価値がある。 トランプ氏が9月30日までにXに戻るかどうかを問うより小規模の契約では、「イエス」側を持つベッターは2人だけで、合わせて34ドルだった。 「ノー」側では、最大のユーザーが5100ドル強の損失を出しており、この人物はこの契約と、取引所バイナンス(Binance)が自称「暗号資産カジノ」であるロールビット(Rollbit)のトークンを上場させるかどうかについての賭けにしか興味がないようだ。