心肺停止の男性を発見…看護師ら連携プレーで命救う 船橋市民2人に感謝状
船橋市夏見消防署(安倍孝幸署長)は、心肺停止状態だった男性の命を連携プレーで救ったとして、いずれも同市在住で看護師の谷岡尚乃さん(27)と飲食店店長の千田直樹さん(54)に感謝状を贈った。 同署などによると、谷岡さんは昨年8月11日夜、JR東船橋駅北口バス停近くで倒れている男性を発見すると、脈が取れず体温も低かったことからすぐに119番通報。さらに、胸骨圧迫の救命処置を行った。同駅近くの飲食店店長の千田さんはコンビニから持ってきた自動体外式除細動器(AED)を男性に使い、救急隊に引き継いだ。男性は50代で心肺停止状態だったが、順調に回復して社会復帰を果たしたという。 安倍署長は「心肺蘇生を行うには勇気が必要。2人の勇気ある行動が命を救った」と感謝。谷岡さんは「男性が社会復帰できて良かった」と笑みをこぼした。千田さんはAEDの講習を受けたことがあり「看護師さんが見つけるなど偶然の重なりが奇跡になるのですね」と振り返った。