ごみ収集停止…街角に残されたままの場所も 処理センターで受け入れ量オーバー、近隣の業者など協力 収集が再開しても「一気に状況は回復できない」
一般ごみの収集を一時停止した埼玉県川口市は9日から、県内他自治体などでごみの受け入れと処理への協力を得られたことを明らかにした。一方で市内のごみステーション(ごみ収集所)には未収集のごみが残されており、引き続き回収業務を行うとしている。 街角に残されたごみの写真 塀の脇で青いネットに覆われた状態、はみ出してしまったごみも【写真2枚】
市は朝日環境センターで3日に発生した火災を受け、同センターでの一般ごみの受け入れを中止。戸塚環境センター1カ所で受け入れと処理を行っているが、受け入れ量が上限を超えたことから、9、10日に予定していた一般ごみの収集を一時停止すると発表し、ごみを出さないことや減量について、市民に協力を呼びかけていた。 市によると、9日から、市外でごみ受け入れに応じたのは蕨戸田衛生センター(戸田市美女木)、春日部市、東埼玉資源環境組合(越谷市増林)ほか、民間企業1社。13日からはさいたま市にも受け入れを依頼する予定という。 市収集業務課によると一部のごみステーションでは9日時点で、火曜日収集予定の一般ごみと、水曜日収集予定のプラスチック製容器包装ごみが未収集となっており、引き続き収集を行っている。通常の収集業務再開は13日からを予定。同課では「解消へ取り組みを全力で進めている。再開してもごみ処理能力が一気に回復するわけではないので、今後もごみの減量と、出す量の平準化にご協力をお願いします」と呼びかけている。