ストリップ劇場で熊田曜子とMV撮影「熊田さんはプロ中のプロでした」
――「花電車」という曲の根底には、全国各地に点在するストリップ劇場へのメッセージも込められているとか。 「いいこと聞いてくれました!(笑) 昭和の頃は300以上あったストリップ劇場がどんどんなくなっていて、今、全国に20ほどしかないそうなんです。実は『花電車』のMV撮影をかねて、全国の劇場でそれぞれの踊り子さんに登場してもらいたかったんですけど、やはりそこはいろいろと…ハードルが高かったんですよね。この記事を見てくださる方で『ぜひ、うちの劇場で!』という方がいらっしゃれば、ぜひ『テレ東プラス』まで連絡を!(笑)」 ――MVの撮影で地方創生…いい企画ですね。「花電車」は、テレ東の深夜番組のエンディング曲にも選ばれましたし、3月24日(日)には六本木で単独ライブも行われます。放送作家とシンガーソングライター…二足のわらじで大変だと思いますが、50代を迎えて、さらに制作意欲が湧いてきた…みたいなところは? 「デビューしてるわけでもないし、アーティストだなんて思ってもいませんが、お呼びがかかれば、どんな場所でも歌わせてもらいたいですね。先日も親戚から声がかかって、ある福祉施設でライブをやらせていただいたんですよ。“みんな飽きずに最後まで聴いてくれてるな~”と感動していたら、ライブ終わりに振舞われるデザートを待っているだけだったという(笑)。 『花電車』の続きを描いた曲の構想もありますし、55歳までに10曲作って、ライブを定期的にやれるようになったらいいなと。僕は月3万円、音楽で稼ぎたいだけなんで(笑)」 【西田哲也 プロフィール】 72年生まれ。漫才コンビ・錦鯉のように老若男女に愛される歌手を目指す50代の新人アーティスト。 また別の顔は、キャリア30年の現役放送作家。ミュージシャンとして第二の人生を踏み出そうと50歳で音楽配信デビューした。「花電車」ほか「ブルジョア列車」「夜の散歩」など、心に沁みる、頭から離れない楽曲を、次々と生み出している。 3月24日(日)には、THE FIRST LIVE「もったいないやん」(六本木BAUHAUS:開場16時半 開演17時 前売り:1000円 当日券:1500円※共に1ドリンク込み)を開催。 (取材・文/編集部 撮影協力/BAR deuce)
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