11月2日（土）有限会社アスナルが主催するカーディテイリング業に従事する事業者向けのセミナーが今年も相模原産業会館大ホールを会場に開催された。

第14回カーディテイリングセミナー＆ガレージセールを主催したアスナルの宮崎代表

14回目となるこのセミナーはアスナルの宮崎代表がカーディテイリング業界を盛り上げるべく行っているイベントで、業界のトレンド、課題が共有できるとして毎回多くの事業者が参加している。今回は15社が出展し、定員を超える約130人が参加した。

業界の先駆者によるビジネス展開する上での課題の講演、出展社の新製品紹介、デモンストレーションが行われ、参加者は熱心に聞いていたのが印象的だった。

宮崎代表はセミナーの中で「カーディテイリングビジネスとコンプライアンス」と題した業界の課題を語った。参入障壁が低いことからカーディテイリング事業に参入する個人、会社が増えている一方で、法令違反やトラブルが少なくない。そういったカーディテーリングショップがしてしまいしがちな対応を列挙し注意を喚起していた。

カーディテイリング業界の第一人者「カービューティーアイアイシー」の舊役氏により、会社の歴史、組織づくり、カーディテイリング及びビジネスへの取り組みなどを対談形式で聞くことができた。

その中で、特定整備認証取得の重要性を説明し、認証を取得したカーディテーリングショップの声として、ビーパックスの井上社長、カーメイクアートプロの丸山社長、アペックスの郡司社長、フィットの矢野社長から、取得の理由を聞き取り、紹介した。

注目の「ドライアイスクリーナー」のデモや、新商品紹介、デントリペアなどの出展社による解説が行われた。

また、カーディテーリング業界を取り巻く諸課題を解決するための組織「日本ディテイリング協会（JDA）」を2025年内に発足させる計画が発表された。

年々市場規模が拡大しているカーディテイリングビジネスの技術や商品知識など「磨き」や「カーフィルム」の業界団体の面々が解説した。

カーディテイリング関連出展社による新商品紹介＆販売会ではデモンストレーションがおこなわれるなど最新情報を直に見聞きする機会となっていた。また、特別ゲストとして「日本けん玉協会杯争奪戦」で日本一に輝いた女子中学生の加藤未羽さんがその技を披露した。