【高校野球ベストシーン’23・新潟編】創部40年目でつかんだ優勝、東京学館新潟が決勝でサヨナラ勝ち
2024年が幕を開けた。昨年、高校球界でもさまざまな印象的な出来事があった。都道府県ごとにベストシーンを思い出してみよう。 【一覧】選手権新潟大会準決勝 東京学館新潟vs.中越 スタメン 【選手権新潟県大会決勝・東京学館新潟vs.中越】 快進撃の勢いに乗ると、悲願まで突き進んだ。昨夏の新潟県決勝で、東京学館新潟がサヨナラ勝ちで優勝を果たし、創部40年目でついに春夏通じて初の甲子園切符をつかんだ。 中越との決勝戦。4回までに0対4とリードを許したが、5回に3点を返して勢いを取り戻した。その後、互いに1点ずつ取り合って4対5に。1点ビハインドで迎えた9回裏に、土壇場の2死二塁から同点に追いつくと、8番打者の森田 蒼生内野手(2年)が2死一、二塁から中前へのサヨナラ打を放って歓喜の輪を作った。 準々決勝の日本文理戦でも、サヨナラ勝ちしていた。4対5で迎えた5回に4得点して一時は逆転。しかし、日本文理の逆襲に合い8回を終わって8対8の同点となった。やや流れが相手に傾きかけていた9回裏に2死一、三塁のチャンスをつかむと、渋川 優希外野手(3年)がサヨナラ打を放って勝利していた。 2試合とも粘りに粘った末に、2死からのサヨナラ劇。強豪相手に最後まで食らいついてつかんだ栄冠だった。