今年も盛況「ひらとみ朝市」 福元ダイコン10分で完売 奄美大島の大和村
鹿児島県奄美大島の大和村で27日、地場産の農水産物などを販売する年末恒例の「ひらとみ朝市」があった。売り場には新鮮な野菜や魚介、正月飾りなどがずらり。名物の「福元ダイコン」は今年も人気を集め、会場は村内外からの買い物客でにぎわった。 地産地消の推進による地域活性化を目的に、村と農業委員会で組織する実行委員会主催で31回目。今年も午前8時の販売開始前から来場者が列をつくる盛況ぶりだった。 標高の高い福元地区で栽培される福元ダイコンは、甘さや身の締まりの良さが特長。一般に出回ることは少なく、朝市の目玉となっている。 今年は悪天候で植え付けが遅れ、例年より小ぶりで数も少ないとのことだが、味は主催者の折り紙付き。用意した約200本は販売開始と同時に飛ぶように売れ、10分足らずで完売した。 同村大和浜から訪れた畑山恵美さん(55)は「福元ダイコンは1本だけど購入できた。煮たり酢の物にしたり。甘くておいしいの」とほほ笑んだ。