【日本ハム】上川畑大悟、打てる二塁手目指し打力向上に一点集中「2割後半は打たないと」
日本ハム・上川畑大悟内野手(27)が2日、打力向上に一点集中し、来季こそ絶対的なレギュラーとして君臨することを誓った。エスコン秋季キャンプで「打率2割後半は打たないと」と80試合で打率2割9分1厘を記録したプロ1年目を超える活躍を決意。汗だくでバットを振り込むと「今、二遊間に絶対的なレギュラーがいない状況。補強ポイントと思われているのを覆していけるように」と強い気持ちをにじませた。 遊撃から二塁手へ主戦場を変えた今季は106試合で打率2割4分8厘、1本塁打、16打点。CSでは第1S計3戦で8の0、最終Sでは2試合スタメンを外された。年間4失策と堅守でAクラス入りに貢献した一方「絞り出しの毎日で年間を通して苦しかった。好調の時期がなかったです」。だからこそ秋のテーマを「打撃」と即答。初の打率3割到達も見据え、打球角度の上昇に取り組んでいる。 「自分は長打がない分ストライクゾーンで攻めてこられる。だから四球も取りづらい。打率を残せないと出塁率も上がっていかないと今年痛感した」。既に分析の結果、最も安打の出やすい打球角度はルーキーイヤー時の「10~12度」だったと判明。打てる二塁手へ―。今季味わった苦しみを糧とする。 (堀内 啓太) 〇…森本外野守備走塁コーチがマイクパフォーマンスで約1万2000人のファンを盛り上げた。秋季キャンプ2日目に万波、水谷、矢沢、今川への特守を敢行。「ミスしたら(カウント)1からね」と明るく猛ゲキを飛ばして若手を鍛え上げた。新庄監督不在の中でファンを笑わせ「マイク、便利だな」とニヤリ。一方で矢沢は「こっちもマイクを持たせてほしい」と苦笑いで“DJひちょり”に反撃していた。
報知新聞社