大規模災害に備え、和歌山市がホームセンター・カインズと協定 飲料水やトイレ供給
和歌山市は、大規模災害時に備え、ホームセンター「カインズ」(埼玉県本庄市)と避難所での生活物資の供給協力に関する協定を結んだ。 協定では、災害時に市の要請に基づき、同社が避難所へ飲料水や携帯トイレ、発電機などの生活物資を供給することが盛り込まれている。 締結式で、市は「災害協定締結事業所認定プレート」を同社へ交付。尾花正啓市長が「南海トラフ巨大地震が起きた場合、広域に被害が及び救援物資が届きにくい可能性がある。物資の供給をしていただけるのは大変心強い」とあいさつし、カインズコーポレートサポート本部の植木俊行本部長は「ホームセンターは人々の生活に一番近い仕事と感じている。いざというときもお役に立てるように取り組んでいきたい」と話した。 同社は昨年11月に和歌山県内初となる紀伊川辺店(同市川辺)を出店。店舗のある自治体と連携する取り組みを各地で行っている。一方、市は同様の協定を36の企業などと結んでいる。