松尾太陽(超特急)&安本彩花(私立恵比寿中学)が一度きりのスペシャルコラボ!注目アーティストが集結した「LIVE Meets Vol.5」レポート
自身が手掛けたオリジナル楽曲を安本彩花が熱唱
ここからはスペシャルゲストが登場。まずは安本彩花だ。その名前がスクリーンに映し出されると客席のあちこちには緑のペンライトが灯る。安本が登場すると大きな歓声があがった。「本日はよろしくお願いしまーす!」と元気よく挨拶し、まず披露したのが「カレーライス」。キュートに跳ね、力強くシャウトし、盛り上げていく。さらに安本が「カレー!」とコールし、客席が「うまい!」でレスポンスするという場面も。 1曲目を終えて、「はあ、緊張しました」と微笑んだあと、改めて自己紹介。「普段エビ中というアイドル活動をしていまして、普段はグループで踊ったり歌ったりしているんですけど、オープニングで流れていた曲や、『カレーライス』は私が作ったオリジナル楽曲で、時々こんな感じで披露させてもらっています」。「カレーライス」については「小さい頃からカレーライスが苦手で、みんながあんなにおいしいって言っているのになんで食べられないんだろう、と思いながら作った曲です」と紹介。最近はカレーを克服したそうで、「スープカレーが好き。よく邪道だって言われるんですけど」と明かした。 さて、ここで用意されたDJの機材の前へ。「この機械を使って、自分で作った曲を流していきたいと思います」とのこと。ただ、機械いじりが大の苦手だそうで、「今日も本当に音が鳴るかドキドキしているんですけど、一生懸命頑張っていきたいと思います!」 さらに「ここから2曲は撮影OK」ということで、客席もスマホを構える。そしてスクリーンを指さし、「インスタのQRコードもあるので表示されているので、カメラを起動した際にはぜひフォローよろしくお願いします」とさりげなくアピール上手な面も見せた。スクリーンには、パソコン画面を模した形になっているのが、遊び心があっておもしろい。セットリストが書かれたポップがあるのも初めましての人には優しい設計かもしれない。機材のほうも問題なく音が流れ、「恋の感覚」を。ハイテンションの1曲目とは異なり、どことなくチルっぽさを感じるようなメロディだ。 さらに間髪いれず、ライブ初披露の「Dear」。機材を操作している姿さえも可愛くて自然とこちらもニコニコしてきてしまう。2曲を終えて、「無事、音が鳴りました」とにっこり。 話題は「Dear」について。今回のライブのために制作した新曲だそうで、「今は離れ離れの仲間だったりとか、いまは違う道でがんばっている仲間に向けて作った楽曲で、私たちエビ中はOGがたくさんいるんですね。やめていったメンバーがその先でいろんな活躍をしていて、いろんなことで一生懸命がんばっている姿を見て、幸せになってもらいたいな、応援したいなという気持ちになったときに作った曲です」と楽曲制作の背景を明かした。そして、「仲間といえば」と続け、「とってもお世話になっているお兄さんがいるんですよ。そのお兄さんをスペシャルゲストとしてお呼びしたいな、と思います!」と呼び込まれたのは松尾太陽だ。 グループ間でも色々と親交があるという2人。「こんな機会はなかなかないので、太陽さんとお歌を歌いたいな、と思いまして」と安本が言うと大歓声が。 選んだのは、安本が大好きだという曲。「安本さんがこの曲をやりたい、コラボしていただけませんか、って声を頂けて、ほんまですか!?と」と松尾も驚きの心中を明かした。コラボする楽曲として安本が超特急の「a kind of love」をコールすると大きな歓声と驚きの声があがった。なかなか聴くことができない貴重なコラボに会場が酔いしれた。松尾の呼びかけで手を振り、クラップをし、お決まりのポーズも決め、ステージ上のふたりも、客席も楽しそうだ。 歌い終え、「めちゃめちゃたのしかったです!」と安本が充実の表情を浮かべる。松尾も「僕もすごく楽しかったです」と応えたあと、「安本さん、今、横ストライプじゃないですか。僕、縦ストライプなんですよ」と自身の衣装について触れ、「縦を担うことができて本当によかったです」。 これに安本は「さすが関西人ですね」と言い、「ちょっとハードル上げないで、このあとあるんで」と松尾が少し照れくさそうにしていたのも微笑ましいやりとりだ。互いにまたステージで会えるようエールを送り合い、松尾が去ったあとのステージでは安本を最後の曲を披露した。 「今25歳。まだまだ短い時間しか生きてないんですけど、いろんなことをたくさん体験させていただく中で、やっぱりこうやって応援してくれるファンの皆さんだったり、身近で支えてくれてくださる方々のおかげで私はこうして楽しく笑顔で歌えているんだな、と実感したときに作ろう、と思った楽曲をみなさんに聴いていただきたいなと思います」と届けたのは「スーパーヒーロー」。優しいメロディに力強いメッセージをのせて歌い上げた。