「米国から声が掛かれば…」ドイツで急成長の大型DFが“日本代表を選ばない”可能性は本当か?チェイス・アンリ20歳、記者の直撃に「正解はわからない」
わずか半年でこれほどまでに成長を遂げるとは予想もしていなかった。 今シーズンが始まる前、チェイス・アンリ(20歳)はシュツットガルトのセカンドチーム(実質3部)に在籍していた。昨シーズンの途中にトップチームのベンチ入りを果たしたことはあったが、最終的に出場機会はなし。今季もセカンドチームからのスタートが既定路線だった。 【画像】「チェイス・アンリvs佐野海舟がバチバチすぎる…」森保ジャパンで早く見たい2人の超絶マッチアップ しかし、シーズンの開幕を前にしてチェイスに吉報が届く。トップチームの最終ラインに怪我人が続出したことで開幕戦のベンチ入りが決まったのだ。「2週間前は(メンバー入りが)もう無理だと思っていた」と本人も驚きを隠せないまま、迎えたフライブルク戦。途中出場ながら初めてブンデスリーガの舞台に足を踏み入れると、そこからは目まぐるしく周囲の環境が変化していった。
バイエルン宇佐美超えのCL到達
初出場ながら堂々としたプレーを高く評価した指揮官セバスティアン・へーネスは、第2節のマインツ戦で早速センターバックで先発起用すると、それ以降はコンスタントに出場機会を与えるようになった。 さらに、チェイスにとって大きな財産となったのが、チャンピオンズリーグでの経験だ。レアル・マドリーやユヴェントスといった欧州を代表するビッグクラブとの大一番でもピッチに立つチャンスを与えられた。 アタランタ(イタリア)戦はスタメン出場するなど、バイエルン時代の宇佐美貴史が記録した19歳7カ月に次ぐ、20歳5カ月の若さでヨーロッパ最高峰の舞台に到達。現在、欧州でプレーする日本人選手は増えてきているが、CLで戦える選手は限られているだけに、貴重な刺激を得ることになった。 ポジションも本職であるセンターバックだけでなく、188cmの高さとスピードを活かして左右のサイドバックでも起用。さまざまなポジションを経験させ、さらなる成長を促そうとしているあたりに指揮官の期待が表れている。 この経験は少しずつチェイスに自信を与えた。開幕戦の時点では、なかなか縦にボールをつけることができず、ビルドアップで課題を残していたが、「以前はミスをしないようにバックパスをしていたけど、バックパスは相手からしたら嬉しいだけ。そういうのは一番、やってはいけないなと最近は意識している」と縦パスの質が大きく変化。ミスを恐れずトライし、積極的に攻撃の組み立てに参加するなど、今では開幕戦の頃とは別人のような姿を見せている。 結局、第15節を終えた時点でチェイスはリーグ戦12試合に出場。現在はブンデスリーガとCLを戦うチームにおいてCBのローテーションの一角に入っており、準レギュラーの立ち位置を確立するに至っている。
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