65歳以降、年金だけでは生活が厳しいとき頼れる「老齢年金生活者支援給付金」とは?
年金だけで生活が難しい場合の対処法
ここでは、年金や制度を活用しても生活が難しい場合に実践したい対処法を3つ紹介します。 ■支出金額を見直す 年金のみで生活が難しい場合は、支出を見直しましょう。子どもが独立したら保険料の見直しや、スマートフォンのキャリア切り替えなどを行います。支出金額の見直しとしては下記が挙げられます。 ・住宅ローンの借り換え ・保険特約の見直し ・ネット保険に切り替える ・自治体が主催する習い事に変更する ・車を手放す 現在、住宅ローンを支払っている場合は借り換えを検討しましょう。また、保険料が高い場合は、死亡保障や医療保険の特約を見直しがおすすめです。また、火災保険や自動車保険はネット申し込みのものに切り替えると、負担を抑えられるでしょう。 さらに、自治体がカルチャーセンターで行っている習い事に切り替えると、費用を抑えられるでしょう。支出の中で自動車の保有は維持費がかかるため、運転に自信がなくなってきた、遠出をする機会がなくなってきた、という場合は手放す選択肢もあります。 ■無理なくできる仕事に挑戦する 老後、体力に自信のある方はパートやアルバイトで働き収入を増やす方法があります。ただし、体力が現役時代と比較し落ちているため、無理なくできる仕事を探しましょう。最近では、在宅でできる仕事も増えています。 自宅でできる仕事であれば体を動かすことも少ないため、長く無理なく働けるでしょう。また、老後も継続して働くと、社会とのつながりを維持し、生活に張り合いがでます。外部とのコミュニケーションをとる際にも有効です。
老後は支出のスリム化と支援活用を行おう
老後は限られた収入の中でやりくりするため、どれぐらいの金額をもらえるかを把握した上で固定費や無駄を省く取り組みが欠かせません。また、長生きできたとしても健康的な生活を送れない場合、医療費の負担が重くのしかかり、やがて家計を圧迫するでしょう。 活用できる制度を上手に使いながら、老後を穏やかに過ごすプランを早めに計画しましょう。 出典 厚生労働省 年金生活者支援給付金制度について 年金局 令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況(8ページ) 総務省統計局 家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要(19ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部